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油入変圧器の劣化診断



 

電気協同研究会 電力用変圧器保守管理専門委員会
  (電気事業連合会及び日本電機工業会委託研究)
  「電気協同研究」54巻5号(1999)より抜粋

1.油中ガス分析 判定基準

判定区分 判定レベル 測定頻度
正  常

要注意T以下

・初期値の測定
 運転開始後1ヶ月ないし
      3ヶ月の値
・定期測定 1回/1〜3年 1)

要注意T

下記のいずれか一つでも適合する場合
H2  ( 水素  )    ≧ 400 ppm
CH4  ( メタン )    ≧ 100 ppm
C2H6 ( エタン )     ≧ 150 ppm
C2H4 ( エチレン )   ≧ 10 ppm
C2H2 ( アセチレン )   ≧ 0.5 ppm
CO   ( 一酸化炭素 )  
≧ 300 ppm
TCG  ( 可燃性ガス総量 )≧ 500 ppm

・追跡インターバル
 定期測定の1/2

 

 

要注意U

下記のいずれか一つでも適合する場合
@ CH2 ≧ 0.5 ppm 定期測定の1/4
A CH4 ≧ 10 ppm かつ TCG ≧ 500 ppm

・追跡インターバル
 定期測定の1/4

異常

下記のいずれか一つでも適合する場合  
@ C2H2 ≧ 5 ppm 前回測定月の翌月
A C2H4 ≧ 100 ppm かつ TCG ≧ 700 ppm
B C2H4 ≧ 100 ppm かつ
         TCG増加量 ≧ 700 ppm

・追跡インターバル
 前回測定月の翌月
 または2週間後

   要注意Tレベル :油中ガス分析結果からみて、平常状態から逸脱し異常とは断定できないが、
            何らかの内部変化があると判定できるレベル

   要注意Uレベル :油中ガス分析結果からみて、変圧器内部に異常の兆候が現れていると判定
            できるレベル

   異常レベル   :油中ガス分析結果からみて、要注意Uレベルが進展して変圧器内部異常が
            明らかに発生していると判定できるレベル

2.絶縁油特性試験 保守管理基準

                          測定頻度:油中ガス分析と同じ1回/1〜3年 1)
一般測定項目
管理値(推奨値) 備考
11〜77kV 110〜275kV 500kV以上
絶縁破壊電圧(kV/2.5mm) >30 >40 >50 JIS球ギャップ
水 分 ( ppm ) <40 <30 <20  
全酸価 (mg・KOH/g) <0.2 <0.1 <0.1  

体 積 抵 抗 率
( ×1012Ω・cm (80℃) )

>1.0 >1.0 >5.0  
                   1) 変圧器の保守・点検基準(日本電機工業会 JEM-TR155-1997)


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